前回の北欧旅行で購入した、スウェーデンのミニシナモンロール「Gifflar Kanel(ギフラー・カネル)」。
スーパーで購入した袋入りのパンとは思えないほどおいしく、すっかり気に入ってしまいました。
帰国後、ネットで北欧のシナモンロールについて調べていると、フィンランドにも別メーカーのミニシナモンロールがあることを発見。
「これはぜひ購入して、食べ比べてみたい!」
ということで、2026年9月のシルバーウィーク旅行で購入してきました。
今回比較するのは、スウェーデンの「Gifflar Kanel」とフィンランドの「Oululainen Pullava Mini Kanelipuustit」。
どちらもスーパーで手軽に購入できるシナモンロールですが、実際に食べてみると、生地の食感に意外な違いがありました。
味はもちろん、原材料や価格、賞味期限、日本への持ち帰りやすさについても比較してみたいと思います。
前回の旅行で購入したGifflar Kanelについては、こちらの記事でも紹介しています。
スウェーデン・デンマークで購入したお菓子①|スーパー・免税店編
2つのシナモンロールを紹介

Gifflar Kanel(ギフラー・カネル)
Gifflar Kanelは、スウェーデンの老舗製パンメーカー「Pågen(ポーゲン)」が販売するミニシナモンロールです。
Pågenは1878年、スウェーデン南部のマルメでAnders Påhlssonと妻Matildaが自宅でパンを焼き、販売したことから始まりました。
現在も家族経営を続ける歴史あるメーカーで、スウェーデンを代表するベーカリーのひとつです。
実はGifflarの誕生には、面白いエピソードがあります。
1970年代、職人が手作業で焼いていた小さなシナモンロールが、製造工程で偶然横向きになってしまったそうです。
本来なら失敗作ですが、その形が意外にも魅力的で、おいしさはそのまま。さらに、その形の方が鮮度を長く保てることも分かり、現在のGifflarが誕生したのだとか。
偶然から生まれた商品が、今ではスウェーデンを代表する人気のお菓子になったというのは面白いですね。
Gifflarはスウェーデンだけでなく、フィンランドのスーパーでも見かけました。
参考: Pågen公式サイト・ブランドの歴史、Gifflar誕生のエピソード
Oululainen Pullava Mini Kanelipuustit(オウルライネン・プッラヴァ ミニ シナモンロール)
こちらは、フィンランドのベーカリーブランド「Oululainen(オウルライネン)」の商品です。
Oululainenは1909年、フィンランドのラハティでKaarlo HeleniusとVilhelmiina Helenius夫妻が創業したベーカリー。
1958年にFazer(ファッツェル)グループの傘下となり、現在もフィンランドで親しまれています。
Fazerといえばチョコレートの印象が強いのですが、パンや焼き菓子も幅広く手がけているんですね。
そのOululainenが展開する「Pullava」は、2026年に誕生50周年を迎えたロングセラーブランド。
今回購入した「Pullava Mini Kanelipuustit」は、2026年4月21日に発売された新商品です。
ちなみにフィンランド語で「Kanelipuustit」はシナモンロールを意味します。
意外だったのは、フィンランドのブランドでありながら、この商品の製造国はスウェーデンということ。
スウェーデン滞在中にも探してみましたが、私が訪れたお店では見つけられず、フィンランドで購入しました。
同じ北欧でも、スーパーで取り扱っている商品には違いがあるようです。
今回のフィンランド旅行では、シナモンロール以外にもFazerのチョコレートやグミなど、さまざまなお菓子を購入しました。
スウェーデン・フィンランドのお菓子レビュー|スーパーで買った北欧おやつを食べ比べ
見た目と断面を比較
まずは袋から取り出して、見た目を比較してみます。

どちらもひと口からふた口程度で食べられる、小さなシナモンロールです。
しかし、半分にカットしてみると、その違いがはっきり分かりました。

Gifflar Kanelは、生地とシナモンフィリングが何層にも重なり、くっきりと見えます。
一方、Oululainen Pullava Miniは生地がふっくらとしていて、よりパンらしい印象です。
シナモンフィリングの入り方にも違いがあり、断面を見るだけでも食感の違いが想像できそうです。
実際に食べ比べ!味と食感の違いは?
Gifflar Kanelは、ねっとりとしたしっとり食感
Gifflar Kanelの特徴は、なんといってもしっとり感。
単に柔らかいというより、「ねっとり」という表現が近いかもしれません。
幾重にも重なった生地とシナモンフィリングが一体になっていて、しっとりとした独特の食感が楽しめます。
一般的なパンよりも、少しお菓子に近い印象です。
前回の旅行で食べて気に入ったのも、この独特の食感でした。
Oululainen Pullava Miniは、ふっくらとしたパンらしい食感
一方のOululainenは、ふんわりとした生地が特徴です。
Gifflarと比べると、こちらの方がパンを食べている感覚があります。
かといって、決してパサパサしているわけではありません。
生地は柔らかく、適度なしっとり感もあり、シナモンの風味を楽しみながら食べられます。
私が感じた一番の違いは、やはり生地の食感でした。
Gifflarはしっとり、ねっとり。Oululainenはふっくら、パンらしい。
どちらもおいしいのですが、食感の好みによって評価が分かれそうです。
原材料を比較|パーム油は使われている?
北欧のお菓子を購入するとき、個人的に(期待するという意味で)気になるのが原材料です。
特に油脂の種類は、日本で販売されている食品と比較してみると面白い部分でもあります。
メーカーの公式情報を確認してみました。
Gifflar Kanelの主な原材料
小麦粉、水、砂糖、菜種油、ブラウンシュガー、完全水素添加菜種油、アプリコットの種子、アーモンド、脱脂粉乳、卵、転化糖、酵母、大麦麦芽、食塩、シナモンなど。
シナモンの含有量は0.7%と記載されています。
Pågenの公式サイトによると、以前は一部の商品にパーム油を使用していましたが、現在は使用していないとのこと。
現在公開されているGifflar Kanelの原材料表示にも、パーム油は含まれていません。
Oululainen Pullava Miniの主な原材料
小麦粉、シナモンフィリング、砂糖、菜種油、酵母、えんどう豆たんぱく、ブドウ糖、食塩、カルダモン、大麦麦芽など。
シナモンフィリングは商品全体の23%を占めています。
また、カルダモンが使用されているのも北欧らしいところ。
こちらもパーム油は使用されていません。
さらにOululainenは、乳製品・卵不使用で、ヴィーガン対応の商品となっています。
ただし、どちらにも乳化剤や保存料などは使用されています。
原材料を比較すると、両商品とも菜種油を使用している点は共通していますが、Gifflarには卵や乳製品、アーモンドなどが含まれており、配合には違いがあることが分かります。
※原材料はメーカー公式サイト掲載の情報です。製造時期や販売国によって変更される可能性があるため、購入時にはパッケージをご確認ください。
内容量・価格・賞味期限を比較
今回購入した2商品を比較してみました。
| 比較項目 | Gifflar Kanel | Oululainen Pullava Mini |
|---|---|---|
| 内容量 | 300g | 240g |
| 個数 | 13個 | 9個 |
| 1個あたりの重さ(平均) | 約23.1g | 約26.7g |
| 購入価格 | 23.47 SEK | 1.89 EUR |
| 日本円換算 | 約376円 | 約335円 |
| 100gあたりの価格 | 約125円 | 約139円 |
| 賞味期限 | 10月6日 | 10月16日 |
| エネルギー(100g) | 373kcal | 343kcal |
※1 SEK=16円、1 EUR=177円で計算。個数は購入した商品を実際に数えたものです。
内容量とコストパフォーマンス
内容量はGifflarが300g、Oululainenが240g。
今回購入した商品には、それぞれ13個と9個入っていました。
Gifflarの方がひとつひとつのサイズはやや小さいものの、個数が多いので、複数人でシェアするのにも向いていそうです。
100gあたりの価格で比較すると、Gifflarの方がお得でした。
ただし、スーパーによって販売価格は異なるため、今回の価格差はそれほど大きなものではないと思います。
賞味期限の違い
今回購入した商品の賞味期限は、Gifflarが10月6日、Oululainenが10月16日でした。
実はOululainenの方を1日早く購入していたのですが、賞味期限は10日長く設定されていました。
ただし、これはあくまでも今回購入した商品の表示です。
製造日や入荷時期などによっても変わるため、必ずしもOululainenの方が長持ちするというわけではありません。
旅行中に購入して日本へ持ち帰る場合は、購入時に賞味期限を確認しておくと安心ですね。
日本へのお土産として持ち帰れる?
今回はどちらも日本へ持ち帰りました。
Oululainenはふっくらとした柔らかい生地なので、スーツケースの中で潰れてしまわないか少し心配でした。
しかし、パッケージにはしっかりと空気が入っていて、思った以上に保護されている印象です。
実際に預け入れ荷物のバッグに入れて持ち帰りましたが、潰れることなく無事でした。
GifflarはOululainenほど袋に空気が入っていませんが、こちらも問題なし。
どちらもパッケージが比較的しっかりしていて、日本のスーパーで見かける一般的なパンの袋より厚手に感じました。
もちろん、荷物の詰め方にもよるとは思いますが、今回の旅行では問題なく持ち帰ることができました。
結論|GifflarとOululainen、どちらがおすすめ?
結論からいうと、どちらもおいしかったです!
ただし、食感にははっきりとした違いがありました。
しっとり、ねっとりとした食感が好きな方にはGifflar Kanel。
ふっくらしたパンらしい食感を楽しみたい方にはOululainen Pullava Mini。
どちらが優れているというよりも、好みによって選ぶのが良さそうです。
また、内容量や価格を考えるとGifflarはシェアするお菓子としてもおすすめ。
一方のOululainenは、Fazerグループが展開する歴史あるPullavaブランドの商品で、2026年に発売されたばかりという点も魅力的です。
北欧のスーパーには、ほかにも気になる袋入りのパンがたくさん並んでいました。
今回購入したシナモンロール以外にも、ミニクリームパンのような商品を見かけたので、次回の旅行ではぜひ試してみたいと思います。
北欧旅行のお土産というとチョコレートやクッキーが定番ですが、スーパーで購入できる袋入りのパンもなかなか侮れません。
今回の食べ比べで、ますます北欧のスーパー巡りが楽しみになりました。

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