【コペンハーゲン】デザインミュージアム・デンマークへ|北欧家具好きにおすすめの見どころ

旅行

コペンハーゲンで訪れたかった場所のひとつが、デザインミュージアム・デンマーク(Designmuseum Danmark)

北欧デザインや家具、プロダクトデザインの歴史と魅力を幅広く紹介しているミュージアムです。

「北欧デザイン」と聞くと、木の温もりを感じる家具や、白を基調としたシンプルなインテリアを思い浮かべますが、実際に訪れてみるとそれだけではありませんでした。

鮮やかな色、光の使い方、近未来的なデザインまで、とにかく展示の幅が広い!

北欧の家具やインテリアが好きな方には、ぜひ訪れてほしい場所です。

デザインミュージアム・デンマークの入場料

入場料は、

  • 大人:140DKK(約3,360円)
  • 0〜17歳:無料
  • 18〜26歳・学生:90DKK(約2,160円)

です。

※1DKK=24円で計算
※料金は2026年8月現在。最新情報は公式サイトでご確認ください。

現在も公式サイトでは、大人140DKK、0〜17歳無料、18〜26歳および学生は90DKKと案内されています。

私が訪れた際には、館内で子どもの姿も何人か見かけました。

17歳まで無料ということもあり、家族旅行でも立ち寄りやすそうです。

まず圧倒された「Chair Tunnel」

館内で特に印象に残ったのが、Chair Tunnel(チェア・トンネル)

デンマークデザインミュージアム内チェアトンネルの写真

通路の両側、床から天井近くまで椅子がずらり。

現在のChair Tunnelには、なんと125脚の椅子が展示されています。Hans J. Wegner(ハンス・J・ウェグナー)、Arne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)、Nanna Ditzel(ナナ・ディッツェル)などのデンマーク人デザイナーに加え、Charles Eamesなど海外デザイナーの椅子も並びます。

単に名作椅子を並べているのではなく、デンマーク家具が海外の家具や歴史的なデザインからどのような影響を受けてきたのかを、いわば「椅子の家系図」のように見せている展示なのだそう。

それを知らずに見ても十分圧巻なのですが、背景を知るとさらに面白い展示です。

「北欧=ナチュラル」のイメージが覆るpop universe

そして、今回いちばん写真を撮りたくなった場所がこちら。

赤いカーペットに、青、オレンジ、ピンク。

さらに天井は鏡張り!

それまで抱いていた「北欧デザイン=木・白・淡い色」というイメージから一転、とにかくカラフルな空間が現れます。

ここは常設展「DANISH MODERN」の中にある、Nanna Ditzel(ナナ・ディッツェル)とVerner Panton(ヴェルナー・パントン)のポップデザインを集めた“pop universe”

ミュージアム公式でも、鏡張りの天井と赤いカーペットを使った、遊び心のある鮮やかなポップデザインの空間として紹介されています。

展示されているのは、パントンを代表するPanton Chairや、ワイヤーで作られたWire Cone Chair、丸いフォルムがかわいいPanto Popなど。

照明にも、Moon LampVP Globeなど、パントンらしい印象的なデザインが並びます。

色も形もかなり大胆なのに、不思議とうるさく感じない。

この空間は、家具そのものだけでなく、色と光を組み合わせた空間づくりを見るのも楽しかったです。

アルネ・ヤコブセンの名作と、実際に泊まったSAS Royal Hotel

もちろん、デンマークを代表するデザイナーたちの作品も見ることができます。

Arne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)の展示では、有名なEgg Chair(エッグチェア)やSwan Chair(スワンチェア)なども。

どちらも1958年、ヤコブセンがコペンハーゲンのSAS Royal Hotelのためにデザインした代表作です。

実は今回の旅行では、私もこのホテルを利用しました。

ホテルに入った瞬間から、

「観光に行かず、このままずっとホテルにいたい……」

と思ってしまったほど、家具、照明、色使いまで、すべてが美しい空間でした。

ミュージアムでEgg ChairやSwan Chairを見ると、「あのホテルのためにデザインされた家具なんだ」と、実際に宿泊したときの記憶ともつながります。

SAS Royal Hotelを含め、今回の北欧旅行で宿泊したホテルについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

【年末年始の北欧旅行で泊まったホテル4軒|正直な感想と設備まとめ【一人旅】】

ミュージアムで作品を見るだけでなく、実際にそのデザインが使われている空間を体験できるのも、コペンハーゲン旅行の面白さだと思います。

ポール・ケアホルムなど、また違った北欧家具の表情も

Poul Kjærholm(ポール・ケアホルム)の展示では、スチールを使った家具が印象的でした。

木の温もりを感じる北欧家具とはまた違った、シャープで美しいデザイン。

同じ「デンマーク家具」でも、デザイナーや年代によって雰囲気が大きく変わることが分かります。

常設展「DANISH MODERN」は1920年代から2000年頃までのデンマークデザインをたどる展示なので、館内を歩いているだけでもデザインの変化を感じることができました。

工業的なデザインが並ぶ「Cool High Tech」

さらに進むと雰囲気がガラッと変わり、Cool High Techのエリアへ。

ここではBang & Olufsenをはじめ、ステンレスやガラスなどを使った工業的なデザインが紹介されています。

High Techは1970年代に登場し、特に1980年代に広まったデザインの潮流。

工場や産業、研究室などから着想を得た機能的なデザインが特徴で、デンマークではBang & Olufsenのほか、Knud HolscherやNiels Gammelgaardなどの作品が紹介されています。

「デンマークデザイン」とひと言で言っても、本当に幅が広い。

年代ごとにデザインがどのように変化していったのかを、一つのミュージアムの中で見比べられるのも面白いところでした。

淡い色使いが素敵な「IN THE MAKING」

カラフルなpop universeとはまた違って、淡いピンクやグレー、グリーンを使った空間が印象的だったのがIN THE MAKING

ここでは、私たちの身の回りにあるものが「どのようにデザインされていくのか」という制作過程を紹介しています。

素材、模型、スケッチ、プロトタイプ、完成品などを通して、デザインが出来上がるまでの過程を知ることができ、実際に自分でデザインを考えられる体験型の仕掛けも用意されています。

展示台そのものの色合わせも素敵で、

「この淡い色の組み合わせ、北欧らしくていいなあ」

と、展示を見るだけでなく空間全体を楽しんでいました。

日本の布との意外な出会いも

私が訪れた際には、テキスタイルの展示もありました。

そこで見つけたのが、なんと日本の着物用の布

展示されていたラベルには、1900〜1950年頃の日本の木綿生地で、防染によって模様を表現した着物用の布であることが記されていました。

藍色を基調とした生地に白い模様が浮かび上がるデザインで、北欧のミュージアムの中で日本の布を見るというのも不思議な感覚です。

この展示は、私が訪れた時期に開催されていた企画展「The Power of Print」の一部でした。同展は2025年5月22日から2026年1月4日まで開催され、テキスタイルプリントの歴史や技法を紹介していました。

実はDesignmuseum Danmarkと日本とのつながりは深く、ミュージアムは早くから日本の美術工芸品を収集し、日本の美術や工芸がデンマークデザインに与えた影響についても研究・紹介してきたそうです。

北欧デザインを見に来た場所で日本とのつながりを知れたのも、印象に残りました。

時間がなければ「Illums Bolighus」もおすすめ

「デザインミュージアムには行きたいけれど、コペンハーゲン滞在が短くて時間がない!」

という方もいると思います。

そんな方におすすめしたいのが、コペンハーゲン中心部にあるIllums Bolighus(イルムス・ボリフス)

北欧デザインの家具、照明、インテリア雑貨などが並ぶデザインショップです。

もちろんミュージアムとは違いますが、店内にはさまざまなデザイナーズチェアがディスプレイされていて、眺めているだけでもChair Tunnelを少し思い出すような楽しさがあります。

照明も種類がとても豊富。

「このライト、実際の部屋に置くとこんな雰囲気になるんだ」

と、ミュージアムとはまた違って、北欧デザインを実際の暮らしに近い状態で見ることができるのが面白いところです。

タイトスケジュールでミュージアムまで行く時間が取れない方は、街歩きや買い物の途中にIllums Bolighusを覗いてみるのもおすすめです。

北欧インテリアが好きな方なら、買い物をしなくてもかなり楽しめると思います。

北欧インテリア好きならぜひ訪れてほしい

正直、デザインや家具に詳しくなくても十分楽しめるミュージアムだと思います。

私自身も、すべてのデザイナーや作品について詳しいわけではありません。

それでも、

「この椅子かわいい」
「この色の組み合わせ素敵」
「この照明、自宅にあったらいいな」

と見ているだけでも、とても楽しかったです。

特に印象的だったのが、光と色の使い方

淡い北欧らしい色の組み合わせがある一方で、赤や青を大胆に使った空間もあり、「北欧デザイン」に対するイメージが少し広がった気がしました。

コペンハーゲンを訪れる予定があり、北欧のインテリアや家具が好きな方なら、ぜひ旅行プランに入れてみてください。

私はかなりおすすめです。

コペンハーゲン旅行の様子はYouTubeでも紹介しています

今回のデンマーク旅行は、YouTubeにも旅行Vlogとしてアップしています。

写真だけでは伝わりにくいミュージアムの空間や、コペンハーゲンの街の雰囲気も動画でご覧いただけます。

よろしければ、旅の続きとしてYouTubeも覗いてみてください。

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